離婚後も全く変わらず、家に遊びにいらっしゃる義母。
子どもたちと遊んでくれるのでありがたくもあるけれど、連絡なしに突然庭に現れたりするので、ギョッとする。
いろいろ気にかけてくれてるんだろうなとは思ってる。子どもたちは、おばあちゃんとの関わりも楽しそうだし、その関係は大事にしたいなとも思ってる。
だけど義母の思いついたら止められない行動や、急なお誘い、一方的な会話に、ありがたさと迷惑さの狭間にいるようなザラッとした、そんな気持ちを持ってしまう。もっと素直に甘えられればいいのか、私の心がもっとポジティブであればよいのか。どっぷり関わることを恐れて境界線をひいてしまうことが、どうしてもある。
…離婚したのにな。
そんな義母が1泊2日の旅行に連れて行ってくれるという。
ありがたいことにいろんな楽しそうなところを調べ、あれもこれもと教えてくれた。自閉症の我が子たちは、見通したたないことに不安が強く、固まっちゃうこともあるので、私もネットで写真や動画をみて、どんな旅になりそうか、こっちとこっちならどっちがいいかな?など、行けそうなところを子どもたちと確認した。
たくさんの情報ありがとうございます、だけど実際行ってみて、無理ってなることも多いから、そういう姿もある話は事前に義母にも伝えておいた。大丈夫だよ、と優しいお言葉。
子どもたちも私も旅先でのこと、ドキドキしながら当日を迎える。
当日まずビックリしたこと。。。
おそろしかった、運転が。。。
荒い…。雑。怖すぎる。
急ブレーキ、急発進。高速の追い越し。つめつめの車間距離。赤信号の真ん中で止まって立ち往生…!いやいや、ヒヤッとすること連発。
辿り着けるのか…
運転の荒さは聞いてはいたけど、ちょっと待って、想像以上にこれは危険。言っていい?いいよね、命預けてんだよな…けどどんな言い方がいいんだろう、逆に荒れちゃうか、失礼か…いや、命あってこそ。あー…ゆれる、ぶつかる…
義母はニコニコこれから行く場所の話をする。普通なの?この運転。
行きはなんとかたどり着き、公園や温泉を楽しんだ。
が、帰り。疲れもあったのかな。せっかく連れてってくれた場所なのに子どもたちに「もう帰りたい」と言われたからなのか。もっと恐ろしかった。
思わず『あぶない!』と声に出てしまった。
ニコニコしてた話してた義母がとまる。
「…あのさ、申し訳ないけど、そういうこと言われるのすごくイヤなのよね」と怒られた。
(…ぶ、ぶつかりそうだったんだけど…)
その後も雑な運転と+一転明らかなイライラオーラの運転。。。不穏な空気。次男がなにかを察してか、なんか妙に話して盛り上げようとしてくれる。
そして、も一度危ない場面。
「あっ!」と声が出てしまったのだけど、すかさず「そうこと言わないでくれる?ほんとにイヤなの。なんなら運転変わってくれてもいいんだけど!」とのこと。
それまでなにか溜まってたのかな?なにか気にさわることしたかな?
運転してもらってんのに文句言うなってこと? 私が運転すればよかったか?(いや、言ったよ、何度も…)
義母のこういうカッとなる性格を知ってはいたけど、今回の旅行で目の当たりにした。連れてってくれたこと、子どもたちにいろいろ経験させてあげようと思ってくれてること、感謝はしてる。けど、ごめんなさい、もう懲り懲りだと思ってしまった。
帰ってからも「ああいうこと言われるのは嫌だから!」と念押しされた。
元夫や義父からも「運転あぶない」とは聞いていた。きっと言われるの一度や二度とではないと思う。癪に触ったか、けど命……
こちらも怒ったりもしない。無事帰れてありがとうございました。いろいろ連れてってくれてありがとうございました。けど心の中で思う。信用しない。
寿命が縮まりそうな旅。