
別居して数日後、私は誕生日を迎えました。
たんじょうびおめでとうワタシ。
今年は大きな変化の年やなと心の中でボソリと呟く。
子どもたちはそんなことはお構いなしで、
朝からうんと張り切ってくれた。
ありがとう。
文字が書けるようになった小1の兄は、
プレゼントに「ひらがなつかう!」と言って誇らしげだった。

ひるねけん、うれしいなー。と
喜んでいたが
4年に1度しか使えないらしい。
かたもみけんは、
好きなときに使えるらしいので
さっそく使ってみようと
けんを渡し、横になって、目を閉じると
「どーですかー!?いいですかー!?」
「おかあ!聞いて!きもちーですかー!!?」
「ここですかー?!どうですかー!!?」
「ねてないで!こたえてー!!!」と
交感神経を刺激され続けるマッサージ屋さんで、
そのうち
(オレか弟)どっちがきもちい?バトルが始まり
「どっちもはナシだよ!!!!こたえて!」
の質問攻め。
誠意をこめて、
それぞれの気持ちよさを伝えるも、
「だからどっちなの!!?」とやはり誤魔化せず、
「まだやってもらってすぐだから、えらべないです…」とお時間をいただく。
その言葉にさらに気合いの入る子どもたち。
ただ子どもたちの手は温かく
このボリューミーな音さえなければ、もしかしたらうたた寝できるかも。
ってくらい安心感。
小さくてやわらかくて気持ちいい。
そんなこんなで
《えんちょう》をお願いすると
「えんちょうチケット」を10秒以内に持ってこないと店は閉まるというシステムらしく
「おかあ!がんばれ!!」の声が響き、
あわただしく起き上がり、
チケットを持って渡し、また横になると、
走るおかあと、
間に合ったおかあに、子どもたち大興奮で、
ラッパや笛を吹きながら肩をたたくという、
リラックス効果マイナス300の斬新なスタイルで再び施術をしてくれた。
そんなこんなで
ひーひーしながら
4回かたもみけんを使うことができたが
今すぐひるねけんを使いたい。

ケーキは作らず、ロウソクだけ
ふーした。ゆっくり炎みてそれもよかった。
うたを歌ってくれてありがとう。

ちなみに、おかあだいすきけんは、
渡すと照れすぎて何もしてくれない。
愛を感じます。
ありがとう。
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